傷だらけの僕等
「風呂入れてくる。」

「あ、うん。」



今日はいろんなことがありすぎた。

朝、目覚めたら先生に抱きしめられていて

あたしの声が戻ってた。

出て行こうとしたけど引き留められて

あたしはあたしの過去を話した。

今まで我慢してたものが一気に涙となって溢れ出た。

先生が、初めて自分のことを話してくれた。

そんな先生が切なくて

あたしは思わず先生を抱きしめた。

自分でしたことも信じられなかったけど、先生を離そうとは思わなかった。

< 170 / 317 >

この作品をシェア

pagetop