傷だらけの僕等
今日の朝、先生に止められた時、その手を振りほどいて出て行っていればあたしは先生に過去を話すことも、先生の過去を聞くこともなかった。


「あたしの心が…
今みたく落ち着くことはなかったかもしれないのかぁ…。」


今が一番気持ちとして安定していた。

何かに絶望する気持ちも、痛みもなかった。

今が一番…

幸せなのかもしれない。


そう思って目をつぶった。



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