傷だらけの僕等
「え…寝たのか?」


俺の予想は的中した。

彼女の体からは全ての力が抜けていた。

全体重を俺に預けている。


「軽いな…ちゃんと食べさせてるのに。」


彼女を抱き抱えてそう思った。

身長は結構あるのに、軽々と持ててしまう。

彼女を俺の部屋のベットまで運ぶ。

ベッドの上に彼女を下ろし、布団をかけてやる。


無防備な寝顔を俺の方に向けてくる。

無意識にやってるんだろうけど…

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