傷だらけの僕等
「寝ようか?」

「うん。」


あの泣いた日から、彼女は俺のベッドで眠っている。

泣いた日の次の日、彼女は俺の部屋で眠っていた。
俺のベッドが気にいったみたく、それから毎日何も言わずに俺のベッドに入っている。

最初、俺はベッドに入らずソファーで眠っていたけど、彼女が

「一緒に寝よう。」

と言ってきたから俺もベッドで寝ている。


そう言われた時、冗談交じりに
「誘ってんのか?」
って言った。

「先生にその気があるならやってもいいよ。」

そうしらっと答えられた。

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