傷だらけの僕等
いつもはそのまま彼女が寝るのを確認してから寝る。

だけど、今日はなんか違った。

というかついに俺の手が彼女に伸びた。

彼女の髪に触れる。


「どうしたの?」


彼女と向かい合う。

彼女をぎゅっと抱きしめて俺の胸に引き寄せる。

「?」

彼女の頭の上にクエスチョンマークが浮かんでる。

「先生?」

「これからこうして寝ようかな。」

「どうしたの?」

「お前が寄ってくるから。」

「襲いたくなってきた?」

「まぁー男なんだしそれなりには。」

「いいのに。あたしは。」

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