傷だらけの僕等
「何が『ダメ』?」

「先生が仕事辞めちゃうこと…」

「何で?」

「だって…好きな仕事でしょ?
あたしと出会わなければ…
あたしを拾わなければこんなことにならなかった…」


彼女の声が少し涙に詰まる。


「着いたよ。部屋に戻ろう。」


俺はまた彼女を抱きかかえて部屋に戻った。


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