傷だらけの僕等
「子ども扱いなんて最初っからしてないけど?
ってかこれからもする気ないし。」



そういって俺はまた唇を重ねた。

さっきとは違って

少し強引に。

何度も…

深く。



「…せ…せんせ…っ…く…るしい…。」

「ごめんごめん。
だってお前が子ども扱いとか聞いてくるからさ。
言っとくけど、俺はお前のこと普通の子どもだと思ったことなんて一度もないよ。」

「それって、あたしと出会ったときからそういう対象として見てたってこと?」

「別にいきなり襲いたいとかは思ってねぇけど…
なんか特別だったんだよ。
お前は最初っから。」


そう。

彼女は俺にとって一番大切な

一番愛しい

人間なんだ。

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