傷だらけの僕等
この日のあたしはかなり変だった。
『美味しかった』って味の感想を伝えただけでも大分変だったのにこんなことまで書くなんて。
新しいメモに書いた言葉を見て、なんだか恥ずかしくなって一回くしゃっとまるめる。
なんでこんなこと書いてるの…?
自分でそう思った。
だけど…このメモを捨てようとは思わなかった。
そしてあたしは立ち上がってキッチンに向かう。
彼のシャツの裾を引っ張る。
「え?何?」
手にお皿を持ったままあたしの方に振り返った。
でも…とてもじゃないけど直接このメモを見せれるほどあたしは強くない。
だからポケットにくしゃくしゃのメモを突っ込んだ。
『美味しかった』って味の感想を伝えただけでも大分変だったのにこんなことまで書くなんて。
新しいメモに書いた言葉を見て、なんだか恥ずかしくなって一回くしゃっとまるめる。
なんでこんなこと書いてるの…?
自分でそう思った。
だけど…このメモを捨てようとは思わなかった。
そしてあたしは立ち上がってキッチンに向かう。
彼のシャツの裾を引っ張る。
「え?何?」
手にお皿を持ったままあたしの方に振り返った。
でも…とてもじゃないけど直接このメモを見せれるほどあたしは強くない。
だからポケットにくしゃくしゃのメモを突っ込んだ。