傷だらけの僕等
か細くて、少し茶色がかった長い髪。
白いワンピースを着ていて体は泥まみれ。
所々に傷がある。

俺は彼女の口に手をあてた。


「生きてる…」


生きてはいるが、全体的にぐったりしていて、意識はない。


俺は彼女を抱えて、部屋に戻った。

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