傷だらけの僕等
* * *
―2時間目―
「宿題の答え合わせするぞ。
じゃ、鎌田。
約束通り、全問お前に発表する権利を与える。」
「いらないっすよー宮園先生…。」
「遠慮するな。黒板に書いてくれ。」
「えー…
あ、ヘルプ頼んでもいい?」
「うーん…しょうがないな…
一人だけ、指名してもいい。」
「よっしゃ!!やっぱ宮T分かってらっしゃる!!
じゃ、天野!!頼むわ!!」
「宮Tって呼ぶな。宮園先生だろうが。」
「みーんな宮Tって呼んでるもんな。な?天野?」
「俺に振るなよ。
つーか俺やってきてねーし。」
「使えねー。」
「いいから書け!!」
鎌田に書かせている間に、俺はぼーっと外を眺める。
―2時間目―
「宿題の答え合わせするぞ。
じゃ、鎌田。
約束通り、全問お前に発表する権利を与える。」
「いらないっすよー宮園先生…。」
「遠慮するな。黒板に書いてくれ。」
「えー…
あ、ヘルプ頼んでもいい?」
「うーん…しょうがないな…
一人だけ、指名してもいい。」
「よっしゃ!!やっぱ宮T分かってらっしゃる!!
じゃ、天野!!頼むわ!!」
「宮Tって呼ぶな。宮園先生だろうが。」
「みーんな宮Tって呼んでるもんな。な?天野?」
「俺に振るなよ。
つーか俺やってきてねーし。」
「使えねー。」
「いいから書け!!」
鎌田に書かせている間に、俺はぼーっと外を眺める。