First Love 〜番外編〜
相手が気絶していてもなお殴り続ける俺の手を止め

『虚しくないの?』

「うっせぇよ。関係ねぇだろ」

そう言って捕まれている手を振り払い、殴りかかる。

女は俺の拳を軽々避け、俺に蹴りを入れる。

その姿があまりにも綺麗で見とれていた。

途端に世界が反転する。

俺、倒れたのか?

上を見上げるとさっきの女が立っていた。
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