7時12分。
「なぁ、和弘も同じ駅だよな?一緒に帰ろうぜ!」
「あぁ、いいよ。」

なんか、私が話に介入する間もなく話がどんどん進んでいた。
一緒に帰る!?
あのインテリ君と??
てか、私とインテリ君は毎朝同じ電車で微妙な顔見知り。
変にきまずい。

(やっぱり一緒に帰るの断ろうかなぁ…。)

と、私が考えてる間にも電車はきてしまい

「琴美、乗ろうぜー。」

と、勇治に言われるがままに電車に乗ってしまった。
この電車に乗ったことで、
これがきっかけで、
私の恋ははじまったのだ。
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