kiss me Again


目が眩む――…



朝、起きてすぐに動いたからかな。

あたしの思考が考える事を止めた。






「おはよ。」


バイクに太陽が反射してあたしの目を刺激する。




「……何で――…」


単車の脇に座り込み
あたしを見上げる



そうくんの姿。




あたしはまだ
夢を見ているのだろうか。


それならば
今すぐに目を覚まして。





あたしを、止めて。








「どっか行くの?」

「……何で?」



そうくんの質問に
疑問系で答えるあたし。



「何で、居るの?」


素直な疑問だった。





当たり前だ。


ここにそうくんが居る理由が

全くもってわからない。




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