kiss me Again
■第五章『悲恋』■
してはいけない恋。
それは決して結ばれる事のない
永遠で。
その先に
輝く未来があるのだろうか。
誰かを傷付けて
自分も傷付いて
それが恋だと言えるのだろうか。
だけどあたしは欲しい。
それでも、欲しいと思ったの。
最初から決まってた。
こうなる事は
きっと運命なんだ。
傷付いても構わない。
誰を傷付けても
もう構わないと思った。
それが
どんなに悲しい恋でも
それであなたを
手に入れられるのなら。