kiss me Again
■第七章『欠片』■
例えばもしも
あなたがあたしの前から消えたとしたら
あたしはどうやって
歩いていけばいいのだろう。
きっと
歩むべき方角を
見極める事すら出来ない程
毎日泣いて
あなたを想い続けているんじゃないかな。
なんて。
そんな事を考えてるあたしは
こうしてる今でも
あなたの欠片を探しているの。
小さくてもいい。
儚くとも
それはきっと
あたしにとってはかけがえのないものになる。
ねぇ、だから。
もしもあなたが
道に迷う事があれば
あたしが必ず、見つけてあげる。
降り注ぐ星の欠片を集めて
あなたに届けるから。
届けてみせるから。