kiss me Again
『もう意識は戻らないかもしれません…。』
先生の最後の言葉が
あたしの脳内をグルグルと駆け回る。
「蒼真ぁ!!」
「先生、息子は!?
息子はどうなるんですか!!」
しばらくして聞こえて来た叫び声に
あたしは耳を塞いだ。
「……っ!!」
どうしてこんな事になったの?
どうして―――…
「いやだぁぁぁぁ!!」
頭を抱えるように
床に伏せたあたしは
気が触れたように泣き叫んだ。
どうして
そうくんなの?
どうして、あたしじゃないの?
罰を与えるなら
傷を与えるのなら
あたしが一番
ふさわしいはずだ。
「や…だよ…そうくん…っ!」
どうして
そうくんが―――…