卒業写真-あたしの先生-
『ごめん、秀太待った?』
「ううん、大丈夫。帰ろうぜ」
久しぶりだな、秀太と一緒に帰るの。
こうして一緒に歩いていると昔の感情も湧いて出てくる。
決して大人とは言えないけど、自分の意思はちゃんと持ってて
たまに強引な所があるけど、最終的にはあたしの意見を尊重してくれる。
あの時はあたしが子供だったから、秀太の優しさに素直に甘えられなかった。
「………か、……美香!?」
『わあっ!』
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