忘れはしない
言葉はなかった。

ただ、どちらともなく手を繋ぎ、家につくまではなさなかった。


そして、俺たちは付き合うことになったのだ。



ずっと忘れていたのかもしれない。

優希の存在が、俺にとって当たり前になっていたから。

今の夢は、俺に何を伝えようとしていたのだろう。

今はまだわからない。

だが、いつかきっと……。
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