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2月~関係が崩れる時~
この時期になると、私の住んでいる山沿いは雪深くなり寒さも一層厳しくなる。
気持ちを伝えたい、だけど今の関係を壊したくない…という中、複雑な心を抱え毎日を過ごしていた。
「美穂ちゃん、私、渉とうまくいってないの…」
数ヶ月前から友人の裕恵ちゃんは片思いをしていた。
良太くんの友達の渉君だった。
「うまくいってないって??どうしたの?」
「毎日話す機会がないし、私より美穂ちゃんの方が渉と話してるよね…」
「えっ、そんなことないよ!!私だって良太くんとうまくいってないし…」
裕恵ちゃんと奈々美ちゃんには少し前に良太くんを好きだと相談していた。
今思うと、裕恵ちゃんは良太くんを通じて渉君とも頻繁に話をしていた私に嫉妬していたのだろう。
しかし、私は自分の事でいっぱいいっぱいで裕恵ちゃんの気持ちに気が付く事が出来なかった。
気が付いて裕恵ちゃんを安心させていれば…
この後、私の恐れていた事態になるなんて……
気持ちを伝えたい、だけど今の関係を壊したくない…という中、複雑な心を抱え毎日を過ごしていた。
「美穂ちゃん、私、渉とうまくいってないの…」
数ヶ月前から友人の裕恵ちゃんは片思いをしていた。
良太くんの友達の渉君だった。
「うまくいってないって??どうしたの?」
「毎日話す機会がないし、私より美穂ちゃんの方が渉と話してるよね…」
「えっ、そんなことないよ!!私だって良太くんとうまくいってないし…」
裕恵ちゃんと奈々美ちゃんには少し前に良太くんを好きだと相談していた。
今思うと、裕恵ちゃんは良太くんを通じて渉君とも頻繁に話をしていた私に嫉妬していたのだろう。
しかし、私は自分の事でいっぱいいっぱいで裕恵ちゃんの気持ちに気が付く事が出来なかった。
気が付いて裕恵ちゃんを安心させていれば…
この後、私の恐れていた事態になるなんて……