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いつもの移動教室。
出席番号隣の良太くんと普段のように、たわいもない話をしていた。
ただ普段と違っていたのは、そこに渉君もいたという事…
良太くんや渉君と話が一通り終わると、私は裕恵ちゃんの元へ行った。
「楽しそうだね~美穂ちゃんは。」
なんとなく、棘のある言い方が気になった。
「そんな事ないよ、ただ世間話してただけ。」
次の瞬間、言葉を失った。
「美穂ちゃんはいいよね~、移動教室の時、好きな人の隣で~しかも、楽しそうにしゃべれてさぁ」
(ヤバいっ!!)
慌てて良太くんの方を見る。目があった。
そして………
目をそらされた。
聞かれていたのだ。知られてしまった私の気持ちを。
しかも、私の口からじゃなく友人の口から…
私は泣きたい気持ちを抑えその場をしのいだ。
やはり、その後一言も良太くんと会話を交わす事はなかった。
どうしてこんな事になったのだろう…
胸が張り裂けそうだった。
私から良太くんに話しかける勇気もなく、目にいっぱい涙を溜めて我慢するしかなかった。
出席番号隣の良太くんと普段のように、たわいもない話をしていた。
ただ普段と違っていたのは、そこに渉君もいたという事…
良太くんや渉君と話が一通り終わると、私は裕恵ちゃんの元へ行った。
「楽しそうだね~美穂ちゃんは。」
なんとなく、棘のある言い方が気になった。
「そんな事ないよ、ただ世間話してただけ。」
次の瞬間、言葉を失った。
「美穂ちゃんはいいよね~、移動教室の時、好きな人の隣で~しかも、楽しそうにしゃべれてさぁ」
(ヤバいっ!!)
慌てて良太くんの方を見る。目があった。
そして………
目をそらされた。
聞かれていたのだ。知られてしまった私の気持ちを。
しかも、私の口からじゃなく友人の口から…
私は泣きたい気持ちを抑えその場をしのいだ。
やはり、その後一言も良太くんと会話を交わす事はなかった。
どうしてこんな事になったのだろう…
胸が張り裂けそうだった。
私から良太くんに話しかける勇気もなく、目にいっぱい涙を溜めて我慢するしかなかった。