制服color
中学3年。4月~離ればなれの奇跡~
桜が咲く頃、私は一つ上の学年になった。
満開になった桜があっという間に散ってしまうのは、なんとも寂しさがある。
私は、気まずさを残したまま良太くんとは違うクラスになってしまった。
話は出来なくても、せめて同じクラスになれれば…
些細な願いも虚しく、見事離ればなれになった。
相変わらず、人見知り気味の私は新しいクラスになかなか馴染めずにいた。
せめてもの救いが、昨年度仲良くなった奈々美ちゃんと同じクラスになれた事だ。
そして、唯一の良太くんとの接点。
良太くんの友人、渉くんと同じクラスだった。
良太くんは渉くんに用事があるのか、度々このクラスに顔を出していた。
(あっ、良太くんだ。変わってないなぁ。元気そう。)
昔の良太くんと私じゃないとわかっていてもつい、つい目で追ってしまう。
…自然に…
満開になった桜があっという間に散ってしまうのは、なんとも寂しさがある。
私は、気まずさを残したまま良太くんとは違うクラスになってしまった。
話は出来なくても、せめて同じクラスになれれば…
些細な願いも虚しく、見事離ればなれになった。
相変わらず、人見知り気味の私は新しいクラスになかなか馴染めずにいた。
せめてもの救いが、昨年度仲良くなった奈々美ちゃんと同じクラスになれた事だ。
そして、唯一の良太くんとの接点。
良太くんの友人、渉くんと同じクラスだった。
良太くんは渉くんに用事があるのか、度々このクラスに顔を出していた。
(あっ、良太くんだ。変わってないなぁ。元気そう。)
昔の良太くんと私じゃないとわかっていてもつい、つい目で追ってしまう。
…自然に…