ラブ☆ヴォイス
家族にも誕生日を祝ってもらった。プレゼントに図書カード、ケーキは苺のショートケーキ。お腹いっぱい食べて身も心も満たされる。
12時まであと7分。お風呂からあがった唯は部屋のベッドにダイブした。今日一日を思い出す。6月24日、今年の自分の誕生日。
初めてのアフレコの衝撃が大きすぎた。あっくんの仕事用の声を生で、あんな近くで聴いたのは初めてだった。この前あっくんにセリフを読んでもらったのとは少し違う。まさに『プロ』の仕事だった。
他の声優さんにしてもそうだ。普通にお喋りしてる時とは違う。プロの声、プロの表情、プロの演技。
「…あっくんの新しい顔、見れちゃった。」
最近はこうしてどんどん『新しいあっくん』が増えていく。怒った顔も不機嫌な顔も無愛想な顔も知らなかった。雑誌用の笑顔しか知らなかった唯の中のあっくんに色んな表情がついていく。
「お腹いっぱい…胸いっぱい…。」
そんなことをごにょごにょと呟いた時だった。ブーブーとベッドの上の携帯が震える。
12時まであと7分。お風呂からあがった唯は部屋のベッドにダイブした。今日一日を思い出す。6月24日、今年の自分の誕生日。
初めてのアフレコの衝撃が大きすぎた。あっくんの仕事用の声を生で、あんな近くで聴いたのは初めてだった。この前あっくんにセリフを読んでもらったのとは少し違う。まさに『プロ』の仕事だった。
他の声優さんにしてもそうだ。普通にお喋りしてる時とは違う。プロの声、プロの表情、プロの演技。
「…あっくんの新しい顔、見れちゃった。」
最近はこうしてどんどん『新しいあっくん』が増えていく。怒った顔も不機嫌な顔も無愛想な顔も知らなかった。雑誌用の笑顔しか知らなかった唯の中のあっくんに色んな表情がついていく。
「お腹いっぱい…胸いっぱい…。」
そんなことをごにょごにょと呟いた時だった。ブーブーとベッドの上の携帯が震える。