ラブ☆ヴォイス
「今日はいっぱいお話しよーね?」
「はっ…はいっ!」
「美味しい夕飯期待してるから。」
「そんなそんなっ…。」
「じゃあ夜にね。」
「はいっ!」
電話は切れた。パスタソース何にしようかな。せっかくだからちゃんと作った方がいいよね?スープパスタとかどうかなぁ。そんなことを考えながら曲がり角を曲がろうとした、その時だった。
「ぶっ…わぁ…。」
よそ見をしていて、というか思考の方に全力投球していて視力というものを全く使ってなかったため、思いっきり人にぶつかった。
「ごっ…ごめんなさい…あたしよそ見…って光っ!」
「唯…。」
よりによって光にぶつかるなんてついていない。そんなことを思っても意味なんてないけれど、とにかくこの視線も沈黙も痛くてたまらない。
「楽しそうじゃん。また御堂?」
トゲのある言い方で降ってきたその言葉に、唯は眉間に皺を寄せた。
「はっ…はいっ!」
「美味しい夕飯期待してるから。」
「そんなそんなっ…。」
「じゃあ夜にね。」
「はいっ!」
電話は切れた。パスタソース何にしようかな。せっかくだからちゃんと作った方がいいよね?スープパスタとかどうかなぁ。そんなことを考えながら曲がり角を曲がろうとした、その時だった。
「ぶっ…わぁ…。」
よそ見をしていて、というか思考の方に全力投球していて視力というものを全く使ってなかったため、思いっきり人にぶつかった。
「ごっ…ごめんなさい…あたしよそ見…って光っ!」
「唯…。」
よりによって光にぶつかるなんてついていない。そんなことを思っても意味なんてないけれど、とにかくこの視線も沈黙も痛くてたまらない。
「楽しそうじゃん。また御堂?」
トゲのある言い方で降ってきたその言葉に、唯は眉間に皺を寄せた。