ラブ☆ヴォイス
「あ、やっと来た。卓真(タクマ)ー!」
「悪い!バイトが長引いてさ。」
こっちに向かってきたのは新谷卓真(アラヤタクマ)。華の彼氏で爽やかなイケメンである。美人な華とつり合う、よくできた彼氏だ。
「卓真も来たことだし、で、何なのよ、本題は?」
「あー…えっと、来週あたり…暇だったりする?」
「え?なんで?」
「達也さんが…一緒に遊びに行かないかって。あたしのお友達もどうって言ってくれて…。」
「達也さんって、あの唯ちゃんの好きな声優さん?」
「じゃないわよ!唯が好きなのは御堂明博!空野達也はその友達よ。」
「あーそうだった!ごめんね、唯ちゃん。」
「ううん!そんな、全然!っていうか華、声大きいっ!」
「もう、そんなことどうでもいいのよ。で、行けるかってことを訊きたくて呼んだのよね?」
「…あ、うん。ていうかぜひ一緒に来てほしいなって…。」
「なんでよ?空野達也なら気をきかせて、御堂明博と一緒にしてくれると思うけど?」
「…今、あっくんと二人になったらダメ…な気がする。」
「え?」
気がする、じゃない。絶対ダメだ。言ってはいけないことを言ってしまいそうになる。
「悪い!バイトが長引いてさ。」
こっちに向かってきたのは新谷卓真(アラヤタクマ)。華の彼氏で爽やかなイケメンである。美人な華とつり合う、よくできた彼氏だ。
「卓真も来たことだし、で、何なのよ、本題は?」
「あー…えっと、来週あたり…暇だったりする?」
「え?なんで?」
「達也さんが…一緒に遊びに行かないかって。あたしのお友達もどうって言ってくれて…。」
「達也さんって、あの唯ちゃんの好きな声優さん?」
「じゃないわよ!唯が好きなのは御堂明博!空野達也はその友達よ。」
「あーそうだった!ごめんね、唯ちゃん。」
「ううん!そんな、全然!っていうか華、声大きいっ!」
「もう、そんなことどうでもいいのよ。で、行けるかってことを訊きたくて呼んだのよね?」
「…あ、うん。ていうかぜひ一緒に来てほしいなって…。」
「なんでよ?空野達也なら気をきかせて、御堂明博と一緒にしてくれると思うけど?」
「…今、あっくんと二人になったらダメ…な気がする。」
「え?」
気がする、じゃない。絶対ダメだ。言ってはいけないことを言ってしまいそうになる。