ラブ☆ヴォイス
好きだから分かること
* * * * *
「あの御堂明博があんたの家の隣人、ねぇ~…。」
「ちょっ、華!声が大きいっ!っていうかもう何度目、そのセリフ!」
華に向かってしーっと指を立てる。あっくんにあまり口外するなと言われているのだから、本来ならば華に言うこともよくないのかもしれないが、そうは言われても誰かには言いたいのだから仕方がない。
「そんな奇跡みたいなことってあるもんなのねー実際。」
「あたしも奇跡だと思う!ってか神様がくれた一生分のプレゼントだよ絶対!」
「あんたの一生分ってそんなもんでいいの?」
「全然いい!っていうかむしろ神様ありがとうって感じ!」
「はいはい。」
あっくんが隣に越してきて4日が経った、そんな月曜日。
「あっくんが越してきて初めてのラジオだよー!楽しみっ!」
「はいはい。」
「ってなわけであたしもう帰るね!彼氏さんによろしくっ!」
「…一言余計。」
華にぐるっと背を向けて、いつもよりも歩行スピードを早めて家に帰る。自分の気持ちが高ぶっているのを感じる。
もしかしたら引越しのこと話すかな?あたしのこと…出るかなぁ?なんて甘いことを考えたりもする。多分、そんな可能性は限りなくゼロに近いというか、本当にゼロだと思うけれど。
「あの御堂明博があんたの家の隣人、ねぇ~…。」
「ちょっ、華!声が大きいっ!っていうかもう何度目、そのセリフ!」
華に向かってしーっと指を立てる。あっくんにあまり口外するなと言われているのだから、本来ならば華に言うこともよくないのかもしれないが、そうは言われても誰かには言いたいのだから仕方がない。
「そんな奇跡みたいなことってあるもんなのねー実際。」
「あたしも奇跡だと思う!ってか神様がくれた一生分のプレゼントだよ絶対!」
「あんたの一生分ってそんなもんでいいの?」
「全然いい!っていうかむしろ神様ありがとうって感じ!」
「はいはい。」
あっくんが隣に越してきて4日が経った、そんな月曜日。
「あっくんが越してきて初めてのラジオだよー!楽しみっ!」
「はいはい。」
「ってなわけであたしもう帰るね!彼氏さんによろしくっ!」
「…一言余計。」
華にぐるっと背を向けて、いつもよりも歩行スピードを早めて家に帰る。自分の気持ちが高ぶっているのを感じる。
もしかしたら引越しのこと話すかな?あたしのこと…出るかなぁ?なんて甘いことを考えたりもする。多分、そんな可能性は限りなくゼロに近いというか、本当にゼロだと思うけれど。