ラブ☆ヴォイス
好きなものは好き
* * * * *
「唯もいい加減、本気で恋したら?」
呆れた声に呆れた顔の親友に、唯(ユイ)が返す言葉はいつだってたった一つだ。
「本気なんですけどっ!」
「だーかーら!相手は声優でしょ?無理無理ー。」
「…だって同じ地球に生きてるんだよ?」
「どんな理屈よそれ。」
唯は口をぷぅーっと膨らませた。こうやって華(ハナ)言いくるめられるのは初めてじゃない。
そんな時、ふと、携帯が震えた。
「きゃー!見て見てっ!ブログ更新されたよっ!」
「だから何?」
「今日は何て書いてるんだろー♪」
「別に普通のことじゃない?」
「あっくんが普通のことなんて書かないもん。」
「ハイハイ。」
親友のそっけない態度は変わらない。それでもめげずに唯はメールから『あっくん』のブログに飛んだ。…読むこと、18秒。
「きゃーっ!あっくんがハニメロの先生役だって!ってかハニメロがアニメ化するよ!すっごい嬉しいー!」
「あっくんはどうでもいいけど、ハニメロがアニメ化ねぇ…。」
感慨深そうな顔をした華の辛辣な言葉で、唯の中の最重要事項はさらっと流された。
「唯もいい加減、本気で恋したら?」
呆れた声に呆れた顔の親友に、唯(ユイ)が返す言葉はいつだってたった一つだ。
「本気なんですけどっ!」
「だーかーら!相手は声優でしょ?無理無理ー。」
「…だって同じ地球に生きてるんだよ?」
「どんな理屈よそれ。」
唯は口をぷぅーっと膨らませた。こうやって華(ハナ)言いくるめられるのは初めてじゃない。
そんな時、ふと、携帯が震えた。
「きゃー!見て見てっ!ブログ更新されたよっ!」
「だから何?」
「今日は何て書いてるんだろー♪」
「別に普通のことじゃない?」
「あっくんが普通のことなんて書かないもん。」
「ハイハイ。」
親友のそっけない態度は変わらない。それでもめげずに唯はメールから『あっくん』のブログに飛んだ。…読むこと、18秒。
「きゃーっ!あっくんがハニメロの先生役だって!ってかハニメロがアニメ化するよ!すっごい嬉しいー!」
「あっくんはどうでもいいけど、ハニメロがアニメ化ねぇ…。」
感慨深そうな顔をした華の辛辣な言葉で、唯の中の最重要事項はさらっと流された。