ラブ☆ヴォイス
「あ…あたし…どうしたら…。」
「…御堂のことが一番気になるだろうけど、まずは光くんへの返事が先じゃない?」
「…光…。」
「うん。光くんの気持ちを受け入れるのか受け入れないのか。受け入れないのだとしたらその理由はなぜか、とかね。」
「…なんでって…それはあっくんのことが好きだからで。」
「御堂のどこが好きなの?ここまで言われても好きだって言える?」
「……。」
冷たい目、冷たい声。それが唯の心を冷たくしていく。
「あのね、唯ちゃん。」
「はい…。」
いきなりトーンが落ちて真面目さを帯びた達也の声に、唯は泣いたままの顔を向けた。
「唯ちゃんと御堂のスタートってね、似てるんだ。…その…祥さんと。」
「え…?」
「んー…これ、俺が言っていいのか分かんないけど…。」
「……。」
「最初はどっちも向こうからだったんだ。好きなのは、唯ちゃん、祥さんの方からだったんだよね。」
「え…。」
初めて聞く事実に、唯は自分の胸を上からぎゅっと抑えつけた。
「…御堂のことが一番気になるだろうけど、まずは光くんへの返事が先じゃない?」
「…光…。」
「うん。光くんの気持ちを受け入れるのか受け入れないのか。受け入れないのだとしたらその理由はなぜか、とかね。」
「…なんでって…それはあっくんのことが好きだからで。」
「御堂のどこが好きなの?ここまで言われても好きだって言える?」
「……。」
冷たい目、冷たい声。それが唯の心を冷たくしていく。
「あのね、唯ちゃん。」
「はい…。」
いきなりトーンが落ちて真面目さを帯びた達也の声に、唯は泣いたままの顔を向けた。
「唯ちゃんと御堂のスタートってね、似てるんだ。…その…祥さんと。」
「え…?」
「んー…これ、俺が言っていいのか分かんないけど…。」
「……。」
「最初はどっちも向こうからだったんだ。好きなのは、唯ちゃん、祥さんの方からだったんだよね。」
「え…。」
初めて聞く事実に、唯は自分の胸を上からぎゅっと抑えつけた。