ラブ☆ヴォイス
涙の罪
* * *
「…っ…はぁ…はぁ…。」
嫌な夢を見る。あいつがひたすら泣いている夢だ。泣かせているのは、自分だった。
「…責めて…んのか?」
あいつが?それとも自分で自分を?そこさえも酷く曖昧で、まだ朝だというのに頭がガンガンする。枕元に置いてあるケータイを見やると、ライトが点滅している。
「…ん…?」
==========
From:空野達也
Sub:
今日帰るよー!
とりあえず、色々覚悟してなさい。
==========
…訳が分からん。色々覚悟ってなんだ?
「説教でもしに来るのか?」
達也はかなり怒っていた。それも当然だろう。達也は…ちゃんとあいつを大事にしている。夢の中では泣いてばかりのあいつのことを。
「…泣かせたのは、俺…か…。」
「…っ…はぁ…はぁ…。」
嫌な夢を見る。あいつがひたすら泣いている夢だ。泣かせているのは、自分だった。
「…責めて…んのか?」
あいつが?それとも自分で自分を?そこさえも酷く曖昧で、まだ朝だというのに頭がガンガンする。枕元に置いてあるケータイを見やると、ライトが点滅している。
「…ん…?」
==========
From:空野達也
Sub:
今日帰るよー!
とりあえず、色々覚悟してなさい。
==========
…訳が分からん。色々覚悟ってなんだ?
「説教でもしに来るのか?」
達也はかなり怒っていた。それも当然だろう。達也は…ちゃんとあいつを大事にしている。夢の中では泣いてばかりのあいつのことを。
「…泣かせたのは、俺…か…。」