ラブ☆ヴォイス
「今日の下着…全然可愛くないの…。だから、今度そういう…感じになりそうな…日?には頑張って可愛いの着てくるから…今日はちょっと…。あ、あと…最近お菓子いっぱい食べててお腹出てきちゃったから…ちょっと…その…とてもじゃないけどあっくんに見せられない…っていう…。」

 しどろもどろになりながらも、情けない理由をなんとか言い終えた。すると…

「…っ…ぶっ…!お前なぁ!そういう感じになりそうな日ってそもそもなんだよ。つーか腹出てきたとか普通は彼氏にひた隠しにするもんじゃねーの?」

 お腹を軽く抱えて爆笑しながらあっくんがそう言う。

「…だっ、だって!あっくんが誠意見せろって…。」
「お前の誠意ってそっちか!あー期待した俺がバカだった!」
「それ、どういうことー?」
「言葉通りのことですけど何か?」
「どっちも言いたくなかったけど言ったのにー!」
「ま、今日はお前の可愛くて間抜けな自白に免じて許してやるよ。…お前が自信取り戻せる程度に痩せて、可愛い下着着てきた時、脱がしてやっから。」
「…なっ…!その言い方、変態っぽい!てゆーか『先生』はそんなこと言わないっ!」
「アホか!お前の大好きな『先生』だって男なんだよ。男はみな変態だ、よーく覚えとけ!」
「やだー!」
「つーか先に言っとくけど、お前別に痩せなくていいぞ?俺、ガリガリな奴無理だし。お前はちびで丸っこい方が絶対可愛い。」
「へっ?」
「そのままでいいってこと。ダイエットとか似合わねぇからすんなよ?」
「…甘やかさないでよー!」
「甘やかしてんじゃなくて本当のこと言ってるだけだけど?」

 ほら、こういう時に優しい声に変わる。ほんっとずるいっ!
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