ラブ☆ヴォイス
「なに百面相してんの?」
「あっくんがずるいから!」
「はぁ?」
「もー…あたし、あっくんの声にめちゃめちゃ弱い…。ちょっと優しい声に変わるだけで溶けちゃいそうになるんだもん。」
「…なら、もっと溶かしてやろっか?」
「へっ?」
一瞬の気の緩みをあっくんが見逃すはずがない。唯の腰に回った腕がぐいっと距離を近付ける。もう片方の手が唯の顎を持ち上げる。
「…誠意、ってことで…キスして?」
「えっ?あ…あ…あたしからっ?」
「そ。これが正しい誠意の見せ方だ。」
「そんな無茶苦茶な…っ…!」
「仕事で疲れてるから、俺、今日はお前に甘えることにする。だから…『キスして、唯。』」
…っあー!だから、どうしてそこだけあたしが特に弱い『先生』ボイスにするのよーっ!唯が心の中でそう叫んでいることを知らないあっくんは、そっと目を閉じた。
「…ほ…ホントに?」
「どっちにしろお前、俺の腕から逃げられねぇんだから早くしろ。」
目を閉じたままのあっくんがぶっきらぼうにそう言った。すぐ素の声に戻りやがってー!
「『ねぇ、唯。君からのキスが欲しいんだ。』」
「…っ…!」
もーもーもーっ!なんなのなんなの!?もう先生なのかあっくんなのか…頭がごちゃごちゃに…!でも…目を閉じたあっくんの顔がなんだか少しだけ幼く見えて、…もっと近くで見たいって思っちゃって…。
吸い寄せられるように、唯は軽く唇を重ねた。
「あっくんがずるいから!」
「はぁ?」
「もー…あたし、あっくんの声にめちゃめちゃ弱い…。ちょっと優しい声に変わるだけで溶けちゃいそうになるんだもん。」
「…なら、もっと溶かしてやろっか?」
「へっ?」
一瞬の気の緩みをあっくんが見逃すはずがない。唯の腰に回った腕がぐいっと距離を近付ける。もう片方の手が唯の顎を持ち上げる。
「…誠意、ってことで…キスして?」
「えっ?あ…あ…あたしからっ?」
「そ。これが正しい誠意の見せ方だ。」
「そんな無茶苦茶な…っ…!」
「仕事で疲れてるから、俺、今日はお前に甘えることにする。だから…『キスして、唯。』」
…っあー!だから、どうしてそこだけあたしが特に弱い『先生』ボイスにするのよーっ!唯が心の中でそう叫んでいることを知らないあっくんは、そっと目を閉じた。
「…ほ…ホントに?」
「どっちにしろお前、俺の腕から逃げられねぇんだから早くしろ。」
目を閉じたままのあっくんがぶっきらぼうにそう言った。すぐ素の声に戻りやがってー!
「『ねぇ、唯。君からのキスが欲しいんだ。』」
「…っ…!」
もーもーもーっ!なんなのなんなの!?もう先生なのかあっくんなのか…頭がごちゃごちゃに…!でも…目を閉じたあっくんの顔がなんだか少しだけ幼く見えて、…もっと近くで見たいって思っちゃって…。
吸い寄せられるように、唯は軽く唇を重ねた。