ラブ☆ヴォイス
あっくんのお友達
* * *
あっくんが唯の家の隣に越してきてから2回目のミドソラの放送がやってきた。話題はまたしても、あっくんの新しい家についてである。
『この前さー御堂の新居にお邪魔してきましたーっ!』
『…いきなり来たもんな。』
『ユイちゃん、すっごく可愛かったんだよなぁ…。俺も欲しい。』
「えぇーっ!?」
11時半を10分ほど過ぎた頃。そんな時間帯にこんな大声を上げると確実に飛んでくるのは母親だ。
「うるさいわよ唯!」
「うわーお母さんごめんっ!あとは黙るからっ!」
「そうしてちょうだい!」
少し乱暴にドアが閉まった。そりゃそうだ。母親の睡眠の邪魔をしてしまったわけだから。
『またバカなこと言ってお前は…。』
『おーそういや今日は面白いメール来たんでそれ紹介しまーす!ペンネーム、ユイさんから。』
『ぶほっ…げほっ…!』
『御堂のわんこと同じ名前だなー♪』
「え…あたしの…かなぁ…?」
あっくんにチョコを貰ってから1週間。1個だけ訊きそびれたことがあって、メールを送った。それにしても今日の空野の声のテンションは高い。
あっくんが唯の家の隣に越してきてから2回目のミドソラの放送がやってきた。話題はまたしても、あっくんの新しい家についてである。
『この前さー御堂の新居にお邪魔してきましたーっ!』
『…いきなり来たもんな。』
『ユイちゃん、すっごく可愛かったんだよなぁ…。俺も欲しい。』
「えぇーっ!?」
11時半を10分ほど過ぎた頃。そんな時間帯にこんな大声を上げると確実に飛んでくるのは母親だ。
「うるさいわよ唯!」
「うわーお母さんごめんっ!あとは黙るからっ!」
「そうしてちょうだい!」
少し乱暴にドアが閉まった。そりゃそうだ。母親の睡眠の邪魔をしてしまったわけだから。
『またバカなこと言ってお前は…。』
『おーそういや今日は面白いメール来たんでそれ紹介しまーす!ペンネーム、ユイさんから。』
『ぶほっ…げほっ…!』
『御堂のわんこと同じ名前だなー♪』
「え…あたしの…かなぁ…?」
あっくんにチョコを貰ってから1週間。1個だけ訊きそびれたことがあって、メールを送った。それにしても今日の空野の声のテンションは高い。