ラブ☆ヴォイス
「…とにかく、あたし、あんたのこと絶対許さないから。
てゆーかお姉ちゃんのことこれ以上悲しませないで!」
「…俺にどうしろって?」
「そんなの自分で考えて!」
そう言って彼女は俺に背を向けた。
そんな背中を、いや…腕を引いたのは…俺、だった。
「ちょ…ちょっと待って!」
「は…はぁ!?ちょっと!離しなさいよ!」
「分かんねぇから教えて。」
「何を?」
「俺のしてることって浮気?」
「そう。」
「それって悪いこと?」
「あんたの他の女にとってはどうか分からないけど、あんたがしてることでお姉ちゃんは悲しんでる。だから悪いこと。」
「由実、なんで悲しんでんの?」
「あんたのことが好きだからに決まってるでしょ!
だからその愛情が他に向いてるのが嫌なんだよ。独占して独占されたいってのが恋愛じゃないの?あたしは知らないけど!」
「…え、知らないの?」
「別にあたしには独占したい人もされたい人もいないし。
だけど恋愛ってそういうものでしょ。多分。
とにかく、誰かに悲しい想いをさせてあんただけいい気になってるのが許せないって言ってんのよ。
あんた、チャラいだけじゃなくて頭も悪いわけ?」
ザクザクと絶え間なく俺の心にナイフを突き刺していく『彼女』
確かにそれは痛いのだけれど、でも不思議と嫌ではなかった。
てゆーかお姉ちゃんのことこれ以上悲しませないで!」
「…俺にどうしろって?」
「そんなの自分で考えて!」
そう言って彼女は俺に背を向けた。
そんな背中を、いや…腕を引いたのは…俺、だった。
「ちょ…ちょっと待って!」
「は…はぁ!?ちょっと!離しなさいよ!」
「分かんねぇから教えて。」
「何を?」
「俺のしてることって浮気?」
「そう。」
「それって悪いこと?」
「あんたの他の女にとってはどうか分からないけど、あんたがしてることでお姉ちゃんは悲しんでる。だから悪いこと。」
「由実、なんで悲しんでんの?」
「あんたのことが好きだからに決まってるでしょ!
だからその愛情が他に向いてるのが嫌なんだよ。独占して独占されたいってのが恋愛じゃないの?あたしは知らないけど!」
「…え、知らないの?」
「別にあたしには独占したい人もされたい人もいないし。
だけど恋愛ってそういうものでしょ。多分。
とにかく、誰かに悲しい想いをさせてあんただけいい気になってるのが許せないって言ってんのよ。
あんた、チャラいだけじゃなくて頭も悪いわけ?」
ザクザクと絶え間なく俺の心にナイフを突き刺していく『彼女』
確かにそれは痛いのだけれど、でも不思議と嫌ではなかった。