ラブ☆ヴォイス
『「質問です。御堂さんはどんなのど飴が好きですか?」だってよ。』
『…お前なぁ…。』
「あ…あたしのだ…。」
唯のメールが読まれるのはこれで2度目だ。1度目は誕生日、そして今回。あっくんはレモンののど飴だと『酸っぱい』とばかり言っていたから、今度差入れするときにはあっくんの好みなものをあげたいと思っていた。それを訊きたくてメールをしたのだ。
『で、どうなんでしょう御堂さん?』
『タツ…お前完全に楽しんでるだろ?』
『まぁねー♪で、何味が好きなわけ?』
『別に何でも好きだよ。…レモンは酸っぱいけど。』
「…っ…!」
『何でも好き』
この言葉に異常なくらいに反応をしてしまう自分がバカなのは理解している。しかし、あっくんの声で言う『好き』はいつ聞いてもきゅんとする。たとえ自分自身に向けて言われるわけではないとしても。
というかレモン!レモンは自分があげたのど飴のことだよね?酸っぱいの嫌いなのかなぁなどと考えていると、空野の声が響いた。
『またまたぁーレモン好きじゃん、御堂。』
『はぁ?』
『ホットレモンとかよく飲んでるだろ?』
『んでお前がんなこと知ってるんだよ?』
『どれだけお前と付き合ってると思ってんのさ?友人歴をなめるんじゃないよ。』
え、レモン好きなの?一体どっちが本当のこと?
『…お前なぁ…。』
「あ…あたしのだ…。」
唯のメールが読まれるのはこれで2度目だ。1度目は誕生日、そして今回。あっくんはレモンののど飴だと『酸っぱい』とばかり言っていたから、今度差入れするときにはあっくんの好みなものをあげたいと思っていた。それを訊きたくてメールをしたのだ。
『で、どうなんでしょう御堂さん?』
『タツ…お前完全に楽しんでるだろ?』
『まぁねー♪で、何味が好きなわけ?』
『別に何でも好きだよ。…レモンは酸っぱいけど。』
「…っ…!」
『何でも好き』
この言葉に異常なくらいに反応をしてしまう自分がバカなのは理解している。しかし、あっくんの声で言う『好き』はいつ聞いてもきゅんとする。たとえ自分自身に向けて言われるわけではないとしても。
というかレモン!レモンは自分があげたのど飴のことだよね?酸っぱいの嫌いなのかなぁなどと考えていると、空野の声が響いた。
『またまたぁーレモン好きじゃん、御堂。』
『はぁ?』
『ホットレモンとかよく飲んでるだろ?』
『んでお前がんなこと知ってるんだよ?』
『どれだけお前と付き合ってると思ってんのさ?友人歴をなめるんじゃないよ。』
え、レモン好きなの?一体どっちが本当のこと?