ラブ☆ヴォイス
横顔【明博side】
*明博side*
「ん…っ…。」
俺の身体にぴったりとくっついて眠る唯の髪をそっと撫でた。気が付けば11月も末。人肌は色々な意味で恋しい。
唯はなかなかに寒がりだということは付き合ってから知った。だから一緒に眠る時は最初、どれだけ離れていようとも気が付けばぴったり身体はくっついている。くんっと俺のスウェットが小さく引っ張られる。理由は未だによく分からないが、時々唯はこうして裾を引っ張る。
「…なんだよ。これ以上はくっつけねぇぞ。」
眠る横顔にそう言ってももちろん応えはない。ただただ心地よさそうに眠り続けるお姫様。…姫ってガラじゃねぇけど。
「さ…むい…。」
「…ドコガデスカ?」
思わずカタコトになってしまう。寒くなんかない。子ども体温の唯がくっついてくると丁度良い温さだ。これ以上熱くなるのは勘弁してほしい。裾を引く手がもう一度動いた。
「…しゃーねぇ。」
俺は唯を抱き寄せた。背中に腕を回し、息がかかるほどに近く。
「ん…っ…。」
俺の身体にぴったりとくっついて眠る唯の髪をそっと撫でた。気が付けば11月も末。人肌は色々な意味で恋しい。
唯はなかなかに寒がりだということは付き合ってから知った。だから一緒に眠る時は最初、どれだけ離れていようとも気が付けばぴったり身体はくっついている。くんっと俺のスウェットが小さく引っ張られる。理由は未だによく分からないが、時々唯はこうして裾を引っ張る。
「…なんだよ。これ以上はくっつけねぇぞ。」
眠る横顔にそう言ってももちろん応えはない。ただただ心地よさそうに眠り続けるお姫様。…姫ってガラじゃねぇけど。
「さ…むい…。」
「…ドコガデスカ?」
思わずカタコトになってしまう。寒くなんかない。子ども体温の唯がくっついてくると丁度良い温さだ。これ以上熱くなるのは勘弁してほしい。裾を引く手がもう一度動いた。
「…しゃーねぇ。」
俺は唯を抱き寄せた。背中に腕を回し、息がかかるほどに近く。