ラブ☆ヴォイス
少しだけあっくんが身を起こして、今度は頬へ。耳元をくすぐる唇の離れる音に熱が高まる。
「目、閉じて。」
「…うん?」
言われるがままに目を閉じる。するとすぐに降ってきた両瞼へのキス。
「あと、そこでラスト。」
指を差されたのは胸元。さすがにここは…
「だ、大丈夫。ここは…。」
そう言ってボタンを止めようとすれば、その手をあっくんに掴まれた。
「…ちゃんと覚えておきたいんだろ?」
決して強くはない力。だから、突っぱねればあっくんは止めてくれる。それでも抗う気にはなれなかった。あっくんの唇が胸元に触れた。チクリと一瞬、刺すような痛みが全身を走る。顔を上げたあっくんが、掴んだあたしの掌にそっとキスを落とす。
「掌へのキスは、懇願。」
「懇願?」
「許してってこと。」
掌から少し唇を離して、あっくんがそう言った。だからあたしは目を離さずに小さく頷いた。
「目、閉じて。」
「…うん?」
言われるがままに目を閉じる。するとすぐに降ってきた両瞼へのキス。
「あと、そこでラスト。」
指を差されたのは胸元。さすがにここは…
「だ、大丈夫。ここは…。」
そう言ってボタンを止めようとすれば、その手をあっくんに掴まれた。
「…ちゃんと覚えておきたいんだろ?」
決して強くはない力。だから、突っぱねればあっくんは止めてくれる。それでも抗う気にはなれなかった。あっくんの唇が胸元に触れた。チクリと一瞬、刺すような痛みが全身を走る。顔を上げたあっくんが、掴んだあたしの掌にそっとキスを落とす。
「掌へのキスは、懇願。」
「懇願?」
「許してってこと。」
掌から少し唇を離して、あっくんがそう言った。だからあたしは目を離さずに小さく頷いた。