ラブ☆ヴォイス
* * *
互いに裸のまま、ベッドに横たわる。あっくんは抱きしめた唯の体に時折キスを落としながら、抱きしめる腕を一向に緩めることをしない。唯の背中から、温かいあっくんの体温を感じる。甘いリップ音が首筋から耳元に響いてくるだけで、唯の体の熱は冷めない。
「あっ…。」
「首筋、ほんと弱いよな、お前。」
「あ、あっくんのキスの仕方のせい…だもんっ…。」
「それは褒め言葉だな。」
抱きしめていたはずの腕が少し緩んで、手が悪さをし始めた。
「っ…あ、あっくん!」
「だってお前の胸、柔らかくて気持ちいいんだって。」
「手がやらしいっ!」
「それも褒め言葉だって。」
「も、もう充分だから!あたし、特別だって、ちゃんと分かった!」
これでもかというくらいには愛された、と思う。数えきれないほど絶頂に達し、何度あられもない声をあげたか分からない。キスも、唇、胸、首筋、体中の隅々まであった。あっくんの唇が触れていないところなんてないくらいには余すところなく、跡もつけられているはずだ。
「俺はずっとしていてもいいくらいだけど?」
「は?」
「お前ほんとにいい匂いもするし、甘いし、どこ触っても敏感だし、柔らかいしな。」
そう言うとあっくんが唯の首筋に鼻をあてて、ふんふんと鼻を鳴らす。その息がくすぐったくて、唯はあっくんの腕の中で身をよじった。
「くすぐったい!」
「わざと。」
「っ~あっくん!」
「なに?」
ぐるりと唯が振り返った先にはあっくんがいる。あっくんがニヤリと笑って、唯の唇にキスを落とす。触れるだけのキスかと思えば、一度離れた後、その舌が容赦なく唯の唇を割って入ってきた。
「んっ…はぁっ…。」
「足りない…。もっと、させて?」
肝心な時に疑問系で返してくるあっくんは相当にずるい。結局唯は、ダメとは言えない。あっくんのキスは、ただひたすらに甘すぎる音を響かせて、続いていく。
あっくんの唇が完全に唯を解放してくれた時には、一度果てた後のようにぐったりとしてしまうのだ。
「あ、悪ぃ、やりすぎた。でも、そのぐったりしたときの顔とか、たまんなくてさ。」
いたずらっ子のように笑って、あっくんは唯の額に唇を乗せた。3秒、唇をつけたあと、わざとらしくリップ音を響かせて唇を離した。
互いに裸のまま、ベッドに横たわる。あっくんは抱きしめた唯の体に時折キスを落としながら、抱きしめる腕を一向に緩めることをしない。唯の背中から、温かいあっくんの体温を感じる。甘いリップ音が首筋から耳元に響いてくるだけで、唯の体の熱は冷めない。
「あっ…。」
「首筋、ほんと弱いよな、お前。」
「あ、あっくんのキスの仕方のせい…だもんっ…。」
「それは褒め言葉だな。」
抱きしめていたはずの腕が少し緩んで、手が悪さをし始めた。
「っ…あ、あっくん!」
「だってお前の胸、柔らかくて気持ちいいんだって。」
「手がやらしいっ!」
「それも褒め言葉だって。」
「も、もう充分だから!あたし、特別だって、ちゃんと分かった!」
これでもかというくらいには愛された、と思う。数えきれないほど絶頂に達し、何度あられもない声をあげたか分からない。キスも、唇、胸、首筋、体中の隅々まであった。あっくんの唇が触れていないところなんてないくらいには余すところなく、跡もつけられているはずだ。
「俺はずっとしていてもいいくらいだけど?」
「は?」
「お前ほんとにいい匂いもするし、甘いし、どこ触っても敏感だし、柔らかいしな。」
そう言うとあっくんが唯の首筋に鼻をあてて、ふんふんと鼻を鳴らす。その息がくすぐったくて、唯はあっくんの腕の中で身をよじった。
「くすぐったい!」
「わざと。」
「っ~あっくん!」
「なに?」
ぐるりと唯が振り返った先にはあっくんがいる。あっくんがニヤリと笑って、唯の唇にキスを落とす。触れるだけのキスかと思えば、一度離れた後、その舌が容赦なく唯の唇を割って入ってきた。
「んっ…はぁっ…。」
「足りない…。もっと、させて?」
肝心な時に疑問系で返してくるあっくんは相当にずるい。結局唯は、ダメとは言えない。あっくんのキスは、ただひたすらに甘すぎる音を響かせて、続いていく。
あっくんの唇が完全に唯を解放してくれた時には、一度果てた後のようにぐったりとしてしまうのだ。
「あ、悪ぃ、やりすぎた。でも、そのぐったりしたときの顔とか、たまんなくてさ。」
いたずらっ子のように笑って、あっくんは唯の額に唇を乗せた。3秒、唇をつけたあと、わざとらしくリップ音を響かせて唇を離した。