ラブ☆ヴォイス
* * *
「じゃあね。浮かれ過ぎて事故に遭ったりしないように。」
「分かってるもんっ!ってかあたしだってそんなにバカじゃ…。」
「そういう類のバカよ、あんたは。」
そう言って華は駅の方へと歩き出した。唯はというと本屋さんへ直行決定である。今日発売の声優雑誌に細かい情報が載っているとブログに書いてあったため、それを確認すべく向かう。
いつもの本屋までは自転車で10分。雑誌コーナーまではそこから37歩。
「あったぁ!!」
静かな店内で、思わず声をあげてしまった。そんな唯の背後に、呆れた顔の店員が立つ。
「唯。毎度毎度同じ場所で騒ぐの止めてくんね?」
「ひっ…光(ヒカル)っ!!」
向坂光(サキサカヒカル)は唯の幼馴染である。大学は同じだが、学科は異なり、大学で顔を合わせるのは稀だ。
光は溜め息をつき、遠くを見つめながら言う。
「バイト先変えた方がいいかなー。」
「だめだめだめっ!光が本屋さんでバイトしてくれるからこそ最新情報も手に入るわけだしっ!」
思わず本音が出た。
「てめーそれが狙いかよこのバカ!」
「割引してくれるとなお嬉しいんだけどなー♪」
「ちょーし乗んなバーカ。いいから騒ぐなよ。」
「はぁーい。」
ちなみに光のバイト先であるこの本屋は唯の行きつけである。光も割引はしてくれないが、唯が頼むときちんと買ってきてくれたりする。
「じゃあね。浮かれ過ぎて事故に遭ったりしないように。」
「分かってるもんっ!ってかあたしだってそんなにバカじゃ…。」
「そういう類のバカよ、あんたは。」
そう言って華は駅の方へと歩き出した。唯はというと本屋さんへ直行決定である。今日発売の声優雑誌に細かい情報が載っているとブログに書いてあったため、それを確認すべく向かう。
いつもの本屋までは自転車で10分。雑誌コーナーまではそこから37歩。
「あったぁ!!」
静かな店内で、思わず声をあげてしまった。そんな唯の背後に、呆れた顔の店員が立つ。
「唯。毎度毎度同じ場所で騒ぐの止めてくんね?」
「ひっ…光(ヒカル)っ!!」
向坂光(サキサカヒカル)は唯の幼馴染である。大学は同じだが、学科は異なり、大学で顔を合わせるのは稀だ。
光は溜め息をつき、遠くを見つめながら言う。
「バイト先変えた方がいいかなー。」
「だめだめだめっ!光が本屋さんでバイトしてくれるからこそ最新情報も手に入るわけだしっ!」
思わず本音が出た。
「てめーそれが狙いかよこのバカ!」
「割引してくれるとなお嬉しいんだけどなー♪」
「ちょーし乗んなバーカ。いいから騒ぐなよ。」
「はぁーい。」
ちなみに光のバイト先であるこの本屋は唯の行きつけである。光も割引はしてくれないが、唯が頼むときちんと買ってきてくれたりする。