ラブ☆ヴォイス
「何か面白いことが起こったみたいじゃない。」
「あー…えっと…。なんだかいいところに連れてってくれるって。」
「誰が?」
「達也さんが。」
「と御堂明博も一緒でしょう?」
「へ?」
「空野達也も一体何考えてるのかしらねー…でも面白そうじゃない。面白い話だったら聞かせてね?」
「…緊張する…どうしようなんでもっとお洒落してこなかったんだろう…。」
「メイクし直す?っていうかしてあげようか?」
「いいのっ!?」
「誕生日プレゼントが和食の本ってあんまり女子大生っぽくないしね。メイクの一つや二つくらいやってあげるわよ。」
「ありがとう華ー大好きーっ!」
「はいはい。」

 そしてものの15分かそこらで…

「どうよ、自信作。」
「うわぁ…。」

 華は唯に魔法をかけてくれた。少しは大人っぽく見えるだろうか?
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