餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜
『あ!ミヤ!!』
遠くに愁の姿が見える・・・・・・
私の方に駆けて来る愁はやっぱりかっこいい・・・・・・
『病室に居ないから探した』
『お母さんの所に言ってたの』
『そっか・・・まだ風邪きついか・・・?』
心配そうに眉間にシワを寄せる愁・・・・・・
『うん・・・まだ少し・・・って!愁!//////』
いきなり私をお姫様抱っこして歩きだす愁に私は顔を赤くして愁を見る
『きつそうだから病室まで運んでやる!』
『は、恥ずかしいよ!』
そう言って私は足をバタバタさせて下りようとする
『これ以上バタバタすると・・・・・・キスするよ?』
『なっ・・・・・・//////』
意地悪く笑う愁に私は口をパクパクと動かすだけで反論出来ない・・・・・・
そんな私の姿を見て、愁はフッと笑った
勝ち誇った笑みで・・・・・・・・・
そして・・・・・・
チュッ・・・・・・・・・
『・・・・・・ッ!!』
軽いリップ音を出しながら頬にキスを落とした