餌は貧血少女!?〜吸血鬼に愛されて〜
『ば、バタバタしなかったらしないって・・・・・・!』
『ん〜?言ったっけ?そんな事・・・?』
とぼけた感じに首を傾げる愁は完璧にわざとだ・・・
私は愁がキスした頬を押さえて顔を真っ赤にする
でも・・・・・・嬉しかった
『絶対わざとだぁ〜!』
『ミヤが誘惑するからいけないんだよ』
『し、してないもん!』
『どーだか?』
私を見て笑う愁に同じく私も笑った
愁との会話が楽しい
こんな会話も、出来なくなるんだって思ったら・・・・・・
悲しくなる・・・・・・
私は出そうになる涙を必死に止めた
そして、愁の腕に抱かれながら、病室を目指す
愁の誕生日まで・・・・・・・・・後1日