-短編集-『泡雪』
「もう、嫌!こんなこと!」
私は、ワタシに訴えた。
「あんたの、ためなのに?あんたのことなのに?」
何を訊ねても、笑ってはぐらかしたり、ちゃかしたりするワタシだったのに。
そう弱音を吐いたときだけ、眉間にシワを寄せて怒った。
・・・ほんとに怒ってる・・・
自分のことなので、よく分かります。
「いつまで続くの?これ。それだけ教えて」
「ワタシにだって、わからない。あんた次第だもの」
呆れたような顔をしてワタシは、ケータイを取り出しぴこぴこいじりだした。
あんまり人と話したくないときによくやるクセだ、これ・・・
私は、ワタシに訴えた。
「あんたの、ためなのに?あんたのことなのに?」
何を訊ねても、笑ってはぐらかしたり、ちゃかしたりするワタシだったのに。
そう弱音を吐いたときだけ、眉間にシワを寄せて怒った。
・・・ほんとに怒ってる・・・
自分のことなので、よく分かります。
「いつまで続くの?これ。それだけ教えて」
「ワタシにだって、わからない。あんた次第だもの」
呆れたような顔をしてワタシは、ケータイを取り出しぴこぴこいじりだした。
あんまり人と話したくないときによくやるクセだ、これ・・・