-短編集-『泡雪』
彼氏とは遠距離恋愛で、三ヶ月ぶりに会えることを楽しみにしてたクリスマスの一週間前、
『そっちには戻れなくなった、悪い。年内には会えないかもしれない』
と、連絡がきたとき。
私は泣きながらそれを責めた。
普段会いたいのを我慢している、心の緊張がきれて、
−−なぜ?
私のこと、好きじゃないの?
会いたくないの?
他に女ができたから?
仕事って嘘でしょ?
帰ってこれる、会えるって言ってたのに、嘘つき!!
……と、散々なじって。
彼は無言のまま、電話をきった。
『そっちには戻れなくなった、悪い。年内には会えないかもしれない』
と、連絡がきたとき。
私は泣きながらそれを責めた。
普段会いたいのを我慢している、心の緊張がきれて、
−−なぜ?
私のこと、好きじゃないの?
会いたくないの?
他に女ができたから?
仕事って嘘でしょ?
帰ってこれる、会えるって言ってたのに、嘘つき!!
……と、散々なじって。
彼は無言のまま、電話をきった。