-短編集-『泡雪』
「ち、違うよ、そうじゃないよ、そうじゃないけど、どうして分からないの?私のこと、好きじゃないから分からないの?どうして?どうして私の寂しい気持ち、分かってくれないの?私といて幸せ?楽しい?ね、どうなの?どうなのよぉ・・・」
自分でも、何を言っているのかよく分からなかった。
ただ、彼が私をウザく感じてるのは、分かった。
うざい・・・疎ましいということ・・・
どうして、どうして「疎ましく」感じるのだろう。
一緒に住むときは、あんなに幸せな気分だったような気がするのに。
いつから、こうなったのだろう。
先ほどで、強い調子で彼の勝手な行動を責めていた私は、
彼から見て疎ましいということであれば、とたんに立場は弱くなる。
自分の寂しさを情けなく訴えなければ、彼からの愛情はおろか、同情すら引けないだろう。
自分でも、何を言っているのかよく分からなかった。
ただ、彼が私をウザく感じてるのは、分かった。
うざい・・・疎ましいということ・・・
どうして、どうして「疎ましく」感じるのだろう。
一緒に住むときは、あんなに幸せな気分だったような気がするのに。
いつから、こうなったのだろう。
先ほどで、強い調子で彼の勝手な行動を責めていた私は、
彼から見て疎ましいということであれば、とたんに立場は弱くなる。
自分の寂しさを情けなく訴えなければ、彼からの愛情はおろか、同情すら引けないだろう。