Settlers~こちら、明凪放送部~
昼休み。



放送委員会のふざけた放送に舌打ち。

早足に屋上へ。





屋上。



ベンチも、花壇も無い。

腰を下ろし、息を大きく吐き出す。

風の足音と鳥の声。

害される事の無い孤独が心地良かった。





階下への扉が開く。



舌打ち。

顔を向ける。

先程、殴り合いをしていた男子の一人が、そこに居た。



「や。さっきの男子君。ここ、生徒の立ち入りは禁止だよ」

「アンタもだろ」



男子は隣に腰掛けた。




< 3 / 21 >

この作品をシェア

pagetop