超溺愛ブラコン妹の彼氏
また家電がなり渚君が出てくれた。

「はい、北村です」

「何が北村だょ!?紗輝ちゃん起きてんだろ?携帯の電源切らせただろぅが!?入れるように言えょ!ってかかわれ、紗輝ちゃんに」

電話の相手は空那?すっごい剣幕で話してるみたいで渚君、受話器話してる。

私の隣に座り'ここ'とジェスチャーされ膝と膝の間に座った私。

後ろから抱き締められ

「い・や・だ」

って。

「何が嫌なの?」

って聞いたら

「紗輝ちゃんそこにいるの!?ってかお前ら何してんだ!?」

空那が怒ってる!?

「空那?ごめんね、携帯切っちゃって。話してたらねうるせぇって言われたから…。でも渚君、色々やってくれてるから」

受話器に向かって言った。
「渚、紗輝ちゃんに電話渡せ」

「あぃよっ」渡された受話器。

「紗輝だょ♪」

「紗輝ちゃん今どこにいるの?」

「リビングのソファー」

後ろで渚君が笑ってる。でも、私オカシイ事言ってないけど…

「それはわかってる。渚にお姫様抱っこでもされてるの?」

「ちっ違う。だけど膝と膝の間に座ってる」

「はぁ!?そんなに密着してんのか!?」

抱き締める力が強くなり頭に頬擦りしている渚君。

「そっそんなに…怒らないで。あっお昼ご飯は空那のカレー食べるからねっ」

話題をかえたくて明るく言ってみた。

「話しそらさなくていい」
不機嫌オーラが電波を通して伝わってきそうな空那の声音。

「空那…怒らないで。早く会いたい。空那に抱き締めてもらいたい」

愛しみを込めて伝えた。

「あっごめん、紗輝ちゃん。そんなに悲しい声出さないで。俺も紗輝ちゃんを抱き締めたいょ。早く帰るからね」

優しい声で話してくれる空那。

「空那は傍に誰かいるの?って…今、授業中じゃない?」

「あぁ…実雷がいる」

少し声のトーンが下がった?

「実雷先輩いるの!?かわって?」

「ねぇ今すっごく嬉しい事言ってくれたにさぁ…紗輝ちゃんは俺より実雷がいいの?」

あれ?さらに声のトーンが下がったみたい…って怒らせた?

「ちっ違う!昨日のお礼を言いたいだけ。だから早くかわって!」

チッと舌打ちしたけど
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