超溺愛ブラコン妹の彼氏
「紗輝ちゃん!?元気になった?今ねお昼休みなの。メール一杯しちゃった。読んでくれた?」

すっごく明るく話してくれるのに…暗い私…

「舞桜ちゃん…」

「どぅしたぁ?元気ない?私もね…紗輝ちゃんいなくて寂しい。でもっしっかりノートとってるからね。下手な字だけどさっそこは勘弁してねっ?」

ありがとう…

「あの…舞桜ちゃん…枚輝君傍にいる?いたら条二先輩達…来てるか聞いてほしいんだけど…」

「紗輝ちゃん…待ってね」
せっかく電話かけてくれたのに…こんな事聞いてごめんね。

数分後…

「紗輝ちゃん、条二先輩達…来てるって。紗輝ちゃんが休んでる事知って動揺してるみたいって」

「よかったぁ来てて。さっきね…空那から電話がきたの。だけど…条二先輩の名前だしたら…口閉ざされちゃって」

「紗輝ちゃん…優しいね。何か今すぐ紗輝ちゃんを抱き締めたくなった。すっごくいい親友を持てたと思ってるからねっ私」

嬉しい事を言ってくれる舞桜ちゃん。

「紗輝ちゃん、早く会いたい。すごく恋しい。今ね…枚輝が抱き締めてくれてるの。皆の目を気にせず。枚輝の次に大好きなのは紗輝ちゃんだから。今日、空那先輩達と行くから待っててね♪」

「ありがとう、舞桜ちゃん。」

「紗輝ちゃん、これからお昼ご飯でしょ?しっかり食べるんだょ。あっちょっと待って。萌と目があっちゃったぁ。目で訴えられてるからかわるね」

早く終わらせてょ!って言う舞桜ちゃんの脅し文句!?が消こえた。

「紗輝ちゃん、萌夢だょ。声聞かせて?」

優しい声音で問い掛けてくれる萌ちゃん。

「紗輝です。萌ちゃん、心配してくれてありがとう。元気になったょ。明日は行くから仲良くしてね?」

「当たり前。ってか紗輝ちゃんの声にメロメロ。これで午後の授業も乗りきれるょ。今日も空那先輩とお邪魔するから待っててね♪」
「うん♪」

萌ちゃんの声が聞けて私も嬉しいょ。

「紗輝…具合は?」

えっ…この声…みー君?

「紗輝…ソイツに何もされてない?」

「みー君?」

「あぁ…元気か?」

「うん…ありがとう、心配してくれて。私、幸せだね。もぅ元気だょ。
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