超溺愛ブラコン妹の彼氏
皆に会いたい」

すると横から舞桜ちゃんが'美景にもノートきちんととらせてるからっ。珍しい光景に先生も驚いてるの!'だって。

'余計な事言うな!'と怒ってるみー君。

「ははっありがとう、ノート楽しみにしてるね。あっソイツって渚君の事?何で知ってるの?」

「朝、空那から聞いた。何もされてねぇ?」

何もって?

「渚君ね、私の為に色々やってくれてるょ。これからねっ─」

「聞きたくねぇ」

私の言葉を遮られ低い声で言いはなった。

「あっごめんなさい。昼休み終わっちゃうね…切るね…バィバィ」

舞桜ちゃんからの電話を勝手に切ってしまった。

ごめんね…舞桜ちゃん。

するとオボンを手にした渚君が私を見下ろしていた。
「いいのか?そんな切り方して…」

「へぇ?あっいいのっ!それよりご飯食べよぅ、ね?」

渚君にまで心配させちゃった。

「そんなに腹減ったのか?空那のカレーだぞ」

「そうでもないけど…食べないと元気にならないし。明日は学校行きたいから。空那のせっかくのカレーだもん。食べて帰って来た時お礼いいたいから。'美味しかったょありがとう'って」

渚君は私の頭をなでて、その手を2、3度バウンドさせテーブルにカレーを並べ始めた。

一緒に'いただきます'をしたら、また食べさせてくれる体制に入り

「もぅ1人で食べれるから!」

「遠慮しない。もぅ明日は出来ないんだから、こうさせて?」

既にスプーンを手にし悲しげに私を見つめる顔に刹那を感じ、口を開けた私。

そこに'あーん'と囁かれカレーを食べた。

ん?この味…

初めてじゃない?

食べた事ある…よね?

でも…空那が作ったカレーだょ?

作ってるとこ…みたことないのに…

「どお?空那のカレー旨いか?」

次の一口をスプーンに乗せ問われた。

「美味しい。全部食べるから」

「はぁいょ。さっすが空那パワーはすげぇな。まぁ紗輝もブラコンだもんな?」
ははっと笑いながら私のペースを考えて食べさせてくれた。

でも…そんな渚君の顔が歪んできたょ。

そしたら…私の頬に何かが流れるのを感じた。

すかさず渚君が反応し涙を拭い抱き締められた。
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