超溺愛ブラコン妹の彼氏
枚輝君に事情をきちんと話してあげる」

舞桜ちゃんの頭に手を置き実雷スマイル全開になった。

ん?舞桜ちゃん…顔…赤くないか?

「2人供ありがとう」

微笑み俺の方へ向き

「空那先輩、ナビして下さい。私は早く紗輝ちゃんに会いたいからお願いします」

大きく頭を下げられた。

「舞桜ちゃん頭上げて?ごめん…舞桜ちゃん泣かせて。情けないょな?俺…行こっか」

俺を先頭に歩き始めた。

舞桜ちゃん、萌ちゃん、実雷は手土産持ってきた方がよかったかなぁ?等と会話が盛り上がっている。

その後をみー君。

はぁ会いたいんだけど…家が近付くにつれ気が重い。
あんな態度しなきゃよかったと改めて後悔…

紗輝ちゃん…駄目な兄貴だね…


いつの間にか家に着いていた。

鍵を空け扉を開ける。

「ただいまぁ♪紗輝ちゃんいるぅ?」

言おうとした事を萌ちゃんに先越されてしまった。

けど…返事がない。

「自分の部屋かな…とりあえずあがって?」

皆をリビングに促した。





扉の開く音が聞こえた。

「あっ帰って来たみたい」
「行くか?」

力なく頷く私。

そんな私の手をとり

「心配すんな!男はアイツらだけじゃねぇだろ?何かしかけられたら俺が守ってやるから、な?」

あいてる手で軽く抱き締めてくれた。

再び離れ

「紗輝、笑って?」

ぎこちなげな微笑みになってしまったけど

「よく出来ました」

って誉めてくれた。

握られた手に力を込め渚君とリビングへ向かった。

渚君が扉を開けてくれ瞬間、手を離され背中を押された。

そして私の視界に見慣れた桃色の制服姿の皆がうつり
「皆、おかえりなさい!」
笑顔で言えた…と思う。

「紗輝ちゃぁん!」

大好きな声で抱き締められた。

「ただいまぁ!会いたかった!紗輝ちゃんいなくて…寂しかった」

「舞桜ちゃん…」

舞桜ちゃんの香りに包まれて…安心感を覚えた。

「紗輝ちゃん…この人…誰?」

「へっ?」

舞桜ちゃんの視線の先を追ったら…渚君がニコニコしていた。

「あっ紹介するね。いとこの渚君」
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