超溺愛ブラコン妹の彼氏
会話をふった舞桜ちゃんの方は見ても…私の事…みてくれないもん。

舞桜ちゃんに促されソファーに座った。

その隣に実雷先輩が座った。

渚君が麦茶を皆に用意すると言い空那に手伝えと共にキッチンに行った。

「紗輝ちゃん、空那君の事は気にしない。だからぁあんなヘソマガリ兄貴何かやめて俺にしない?」

実雷スマイルで見つめられ提案された。

「しません!そんな笑顔向けられても紗輝ちゃんはお・ち・ま・せ・ん!」

「はいはい、舞桜小姑がいなくなったら、またく・ど・く・か・ら♪」

「もぅ!!萌と同じ!?紗輝ちゃんの周りってイケメン揃いだけどくせ者揃いでもあるね。これじゃ心配で行けないじゃない。って今、小姑って聞こえたような?」
実雷スマイルをしながら頷く本人。

「実雷先輩って私の中では素敵で頼れる人だったのに…さっきは優しくて感動したのに…間違った思い込みをしてた!でも小姑でもいいや。紗輝ちゃんをくせ者供から守れるのは私だけだわ」

実雷先輩が項垂れた。

「ねぇ舞桜ちゃん、何かあったの?さっきは優しくてって…何?」

気になった事を聞いてみた。

途端、焦りだす?舞桜ちゃんや皆。

やっぱり何かあった?

「あっそうだ!」

鞄をゴソゴソし始める舞桜ちゃん。

「はいっ今日のノート。美景のもあるし萌はコピー代出してくれたの。3人で頑張ったんだから♪」

舞桜ちゃんスマイルと共に渡されたノートのコピー。
「わぁありがとう!!」

1ページずつ見ながら全てのページをみた。

「こんなに細かく綺麗に書いてくれて…嬉しい。舞桜ちゃんありがとう」

「喜んでもらえてよかった。私が休んだ時もやってね?」

「勿論♪」

萌ちゃんとみー君にもお礼を言った。

「紗輝の為なら何でもするしっ」

「だったら呼び捨てやめてょ?」

「うるせぇ小姑」

「萌に言われたくない!」
「じゃあ言うなょ?」

「あぃあぃ痴話喧嘩はやめやがれ!これ飲んで落ち着けょ?」

渚君と空那が麦茶を手にソファーに来た。

皆の前にグラスを置いてく2人。

「みー君…まだ怒ってる?」

「紗・輝、おいで?俺が慰めてやるから」
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