超溺愛ブラコン妹の彼氏
「俺にとっての紗輝は何よりも大事。この手を離したくねぇ」

いとおしそうに抱き締められる私。

だから私もそれに答えた。
みー君の背中に手を回しギューって抱き締めた。

「親友には…こんなに抱きついたりも…しない?」

「あぁ。いい加減認めろょ?俺は紗輝の何?」

うわぁ…答え迫られてる…
どうしよう…

「怒ってる?もぅキスしてもらえない?親友にはキス─」

私の言葉を遮られ唇を塞がれた。

数秒、唇をあわせ

'俺は紗輝にしかキスしねぇ'

'俺は紗輝を俺の女にしてぇ'

'俺は紗輝の親友なんて嫌だし'

'俺は紗輝の一番の男でいてぇ'

と言っては口付けを繰り返し私への想いを告げた。

「みー君…私ね?好き以上の気持ちってわからないの。皆好きだから。それにいつもお兄達が私の彼氏でいてくれているから。だけどね?こぅしてくれる事すっごく嬉しいの。キスももっとして欲しいって思っちゃうの。でね…みー君が舞桜ちゃんの事話すと…悲しくなるの。舞桜ちゃんには枚輝君がいるのにって。みー君が私を大事に想ってくれても…まだ舞桜ちゃんを好きなんじゃ─」

またまた遮られ両頬に手を添えられキスをされていた。

荒々しいキスでみー君は私の口内を魅了した。

その奥の深さに耐えられず意識を手放しかけた時腰を片手で支えられ頬の手は頭を覆っていた。

「これでも俺の心が紗輝以外にあると思うか?俺は…紗輝の事しか女とみてねぇから。舞桜の事も他の女の事も全て過去だょ。どうしたら…紗輝の心をも俺の物に出来る?」

いつの間にか真顔で聞かれていた。

わかんない…

わかんないょそんなの…

ごめんね?

私…心が狭いのかな?

数秒見詰めあっていたら扉のノック音がして…返事をしたら舞桜ちゃんだった。
部屋の中に入った舞桜ちゃんは私の肩に組まれているみー君の腕をみていた。

「ごめんね?紗輝ちゃんの元気な顔みに来たつもりだったんだけど…あんまり話出来なくて。私、もう行かなきゃなの。あの…少し話聞いちゃったの。ごめんなさい。でもね?私と美景の付き合いは他の子達と同じだったから。美景に私への想いはなかったから。でもっ
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